経営の霧を晴らす「3つの眼」
Feel Refreshed and Clear ~事務所名に込めた「頭と現場の霧が晴れる」状態を目指して~
社会保険労務士として、法や実務を遵守するのはプロとして当然の務めです。しかし、現場は法律だけで動いているわけではありません。
私は、多種多様な現場で培った「観察眼」、気象予報士の思考プロセスで磨いた「分析力」、そして想いを届ける「ライターの翻訳力」を統合し、事業の根幹である「働く現場」を支えます。法律の正論を押し付けるのではなく、皆様の事業が無理なく、最大限の力を発揮できる「納得感のある形」を一緒に作り上げます。
1.構造を見る力
およそ30年に渡る多業種の現場経験(営業・コールセンター・福祉など)
私は営業、コールセンター、福祉など、さまざまな職場を経験してきました。それはいわば、社労士としてのフィールドワークです。
職場でよく起きる問題、
- 人が辞める
- 現場がギスギスする
- 採用がうまくいかない
こうした問題の多くは、「どこかにズレがある状態」です。その背景には、職場ごとに異なる「型」があり、現象と要素の関係も職場によって大きく変わります。私はまず、その職場がどんな「型」を持つ現場なのかを見ます。そのうえで、実際に現場を動かしている「構造」を読み解いていきます。
構造そのものは目に見えません。だからこそ、それは必ず「人の具体的な行動」として現れます例えば、
- 同じ人にばかり負担が偏る
- 確認ややり直しが増える
- 採用しても定着しない
つまり、構造とは「人の行動を方向づける、見えない枠組み」です。構造が曖昧になると、本来ルールや仕組みで解決すべきことを、個人の気配りや人間関係でカバーしようとする状態が生まれます。こうした"行動の偏り"を手がかりに、どこにズレがあるのかを読み解いていきます。
この違和感は、実際の現場を知らなければ見えてきません。私自身も、多くの現場で、構造の曖昧さや役割の偏りによって人や職場が消耗していく場面を経験してきました。その経験が、「人の問題」として片づけるのではなく、「なぜ、そのやり方になっているのか」という視点で職場を見ることにつながっています。
多様な現場を、当事者として経験してきたからこそ、求人のミスマッチや運営の歪みなど、一般論では見えにくい問題にも気づくことができるのです。

本来、職場の構造は、その職場にとって必要だから成り立っているはずです。それでも問題が起きているとすれば、人と構造のミスマッチが生じているのか、あるいは、構造のどこかに歪みがあり、特定の人や役割に負荷が集中していないのか。そうした視点で見直すことが、解決の出発点になると考えています
2.現象を読み解くプロセス
つい、ややこしい情報を整理したくなる性分
興味のままに気象予報士の資格を取得しました。気象予報の勉強では、次のような手順で考えます。
- 現象の仕組みを理解する
- その現象が起きる要素と条件を確認するためのデータを集める
- 集めたデータを整理し判断する
労務の問題も、これと同じプロセスで読み解きます。
職場にはそれぞれ固有の「型」があります。地形のようなものです。その型の上に、情報・役割・判断の流れ方といった「構造」が乗っています。「人が辞める」「現場が荒れる」「採用しても定着しない」。こうした現象も、単一の要素で起きるわけではありません。いくつかの要素が絡み合い、その職場の型というフィルターを通ることで、問題としての条件が整います。気象予報で身につけたこのプロセスが、労務問題の把握と解決にそのまま活きています。
現象を観測し、要素を加味しながら構造を可視化する。そのうえで、「どこに歪みがあるのか」「どこに負荷が集中しているのか」を読み解く。気象予報の勉強で身につけたこのプロセスが、労務問題の把握と解決にそのまま活きています。

型(地形)の上に乗っている「構造」は、目には見えません。現象を観測し、要素を加味することで、初めて構造が見えてきます。そのうえで、どこに歪みがあるのか、どこに負荷が集中しているのかを読み解くことで、具体的な対策につながります
3.伝わる形に翻訳する力
Yahoo!ニュースエキスパート地域クリエイターとして活動した3年間
キャッシュレス決済の加盟店営業としてお店をまわっていた頃に、コロナ禍に遭遇しました。「営業できないお店」と「歩合給がメインだった私」は、一緒に苦しみました。コロナ禍が落ち着き始めたタイミングで、「言葉の力で少しでもお店を元気づけたい」と一念発起して始めたのが、ネットニュースへの記事投稿でした。2023年3月から2026年3月までの3年間で、150軒以上の店舗を取材し、その魅力を言語化して日本最大のプラットフォームに記事を投稿してきました。
Yahoo!ニュース掲載記事(掲載終了に伴い、noteにアーカイブを移しています) >>
- Yahoo!ニュース記事の取材活動は「羽矢旬良(はや・じゅんろう)」として行っていました
- 羽矢旬良は、社会保険労務士・寺田雅生のライターネームです
- noteの総括記事では、取材活動を通じて見えてきた「伝わる構造(なぜ伝わるのか・なぜ関係が残るのか)」を整理しています
この経験で培ったのは、複雑な情報を整理し、相手の心に届く形に変換する「翻訳力」です。ただ「伝わる」だけでは不十分だとも感じています。実際に取材した店舗の中には、記事掲載後にSNSで紹介していただいたり、その後も関係が続いているケースが多くあります。情報として消費されて終わるのではなく、「なぜその選択をしているのか」という背景や納得まで含めて伝えることで、関係そのものが残る。それが、取材活動を通じて実感した「伝わる構造」です。
求人票、社内説明資料、就業規則の説明など、単に情報を伝えるだけでなく、「なぜそのルールや条件があるのか」という背景や意図まで含めて伝えること。それが、認識の食い違いや不信感といった"関係の摩擦"を減らすことにつながると考えています。それが、私の役割です。

取材活動で学んだのは、「事業の本質は、外から見てこそ見えてくる」ということです。皆様の事業の当たり前の中にある価値や、気づかれていない構造の歪みを言語化し、求職者や従業員に届く言葉に変換する。それは、ただの書類作成ではなく、事業の実態を正しく伝えるための編集作業です
まずは現場の違和感をご相談ください。