
厚生労働省が管轄する「助成金」は、職場環境の改善や雇用管理の適性化に取り組む事業主を支援する制度です。「より良い職場にしたい」という前向きな投資を、国が後押ししてくれます
事業と働く人が共に成長し続けるためのヒントを探してみましょう
このサイトでは、うちの会社は「そもそもどの助成金が対象になるのか」「制度を整える価値があるのか」を、経営と労務の視点から整理していきます。
多様な人材の受け入れ体制づくり
人手不足だから誰でもいい、という採用は長続きしません。
重要なのは「今の職場が、どんな背景を持つ人なら力を発揮できるのか」を見極めることです。
経験豊富なシニア層や、生活と仕事を両立しながら働くひとり親の方を迎えるには、採用条件・業務内容・周囲の理解を含めた準備が欠かせません。
受け入れ体制を整えることは、単なる人手確保ではなく、組織の柔軟性を高める投資です。
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特定求職者雇用開発助成金
(特定就職困難者コース)
ハローワーク等の紹介により、高年齢者や母子家庭の母など、就職に配慮を要する方を継続雇用した場合
1人最大60万円
👴 年齢や家庭事情を理由に敬遠してきた
👪 採用の幅を広げたい
キャリアアップ・ステップアップ制度の構築
「正社員にしたい気持ちはあるが、基準が曖昧で踏み切れない」
そんな声を多くの現場で耳にします。
正社員化とは、単なる身分変更ではなく、役割・期待・評価を言語化する行為です。
制度を整えることで、働く側も「ここで成長していける」という確信を持つことができ、組織への関与度は大きく変わります。
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キャリアアップ助成金
(正社員化コース)
重点支援対象者に該当する有期契約労働者等を正社員へ転換した場合
1人最大80万円 +(各種加算額)
🔄 非正規がすでに戦力になっている
📄 正社員化の基準が曖昧
ベテラン社員の継続雇用ルールの策定
「この人が辞めたら現場が回らない」
そう感じながらも、明確なルールを作らないまま年齢だけで区切っていないでしょうか。
ベテラン社員の継続雇用は、延命措置ではありません。
培ってきた経験を、どう次世代に活かすかを設計することが本質です。
ルール化は、本人の誇りを守り、若手にとっての将来像も示します。
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65歳超雇用推進助成金
(65歳超継続雇用促進コース)
社会保険労務士の有料コンサルティングを受けて定年延長または継続雇用年齢の引上げを行った場合
最大240万円
👴 特定の人に業務が集中している
📚 技術・ノウハウの属人化が進んでいる
賃金・評価・ボーナスの仕組みづくり
「頑張っても評価されない」
この言葉が出てから制度を見直すのでは、手遅れになることもあります。
賃金や評価の仕組みは、社員へのメッセージそのもの。
誰に、何を期待し、どう報いるのかという物差しを明確にすることで、現場の迷いや不満は大きく減ります。
設備導入による負担軽減と併せ、成長が処遇に還元される循環をつくります。
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人材確保等支援助成金
(雇用管理制度・雇用環境整備助成コース)
雇用管理制度(賃金規定・諸手当・人事評価制度等)の導入、または業務負担軽減機器等を導入し、離職率低下に取り組んだ場合
雇用管理制度導入 上限80万円
機器等導入 上限150万円
📈 離職がじわじわ増えている
⚖ 評価基準が人によって違う
仕事と家庭・健康の両立支援ルールの整備
育児や介護、体調の変化は、誰にとっても無関係ではありません。
それを「個人の事情」で片付けるか、「組織で支える前提」にするかで、職場の信頼度は大きく変わります。
両立支援は特別扱いではなく、プロとして働き続けるための環境整備です。
相互に支え合えるルールが、結果的に強い組織文化を育てます。
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両立支援助成金
(育休中等業務代替支援コース)
育児休業取得者の業務を代替するため、代替要員を新規雇用または派遣で受け入れた場合
1人最大81万円
👶 育休を事前に想定している
🔄 一時的な代替人材の受け入れを検討している
助成金の申請をするためには、法令遵守と制度趣旨に応じた労務管理が必要です
トピックス
「一生懸命働いてほしいという思いと、無理なく働きたいという気持ち」
「会社を守りたい判断と、自分の生活や心身を守りたい感情」
これらは、場面によっては両立しないこともあります。
問題となるのは、こうしたズレを表面的な現象(対立)として見てしまい、その原因(構造)となっているものを認識しないまま、感情や慣習で埋められてしまうことです。
本来、ルールや仕組みで解決すべき境界線が曖昧なために、個人の努力や我慢に依存してしまっている。
その結果、不満や誤解が蓄積し、離職や職場の停滞につながるケースも少なくありません。
こうした状態を単なる対立(現象)として捉えるのではなく、構造的なズレとして可視化することが大切ではないでしょうか。
どこにズレがあり、それがどのように生じているのか。
制度の問題なのか、運用の問題なのか、あるいは前提となる関係性に無理があるのか。
これらを紐解くための、助成金の活用に向けた取り組みも、そのための現実的な手段の一つです。
こうしたプロセスを通じて、
・現状のままでよいのか
・制度や運用を見直せば改善するのか
・一定期間、経過を見るべき状態なのか
・前提そのものを見直す必要があるのか
といった判断ができるようになります。
助成金申請は書類作成だけの仕事ではありません
助成金の申請に伴う取り組みは、従業員に直接的な喜びを与えるものではありません。しかし、不満というマイナス要素を取り除く効果が期待できます。「小さな不満」が積み重なると、やがて感情的な対立に発展し、離職を招いたり組織のパフォーマンスに悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
助成金は、そうした問題に向き合う取り組みに対して国が支援を行う制度です。条件が合えば、検討する価値のある選択肢だといえるでしょう。
ただし、助成金の申請は制度が複雑で、スケジュール管理や書類対応も含め、事業主が単独で進めるには負担が大きいのが実情です。
当サイトの運営者である、オフィスフラン社会保険労務士事務所(詳細は運営者情報をご確認ください)では、「顧問契約」や「着手金(前金)」を前提とせず、取り組みの結果がでた場合のみ報酬をいただく形で、助成金申請の代行を行っております。
代行報酬は、助成金を受け取ってから給付額の30%+消費税。
万一、助成金が不支給となった場合は代行報酬も発生しないため金銭リスクがありません。取り組みは数ヶ月から半年以上にわたり、思いのほか長丁場であることから早めに状況を整理することが重要です。
まずは、現在の状況で申請の可能性があるかどうか、無料診断からご相談ください。
助成金の申請を依頼していただくイメージ

課題が生じやすい職場の特徴
ノンデスク業界
社会のインフラを支える必要不可欠な業界ですが、人手不足が常態化している領域でもあります。
この領域では、
- 高齢者の比率が高い
- 非正規雇用が多い
- 賃金水準が相対的に低い
といった特徴が重なりやすくなっています。
その結果、現場の負担と事業運営の要素がかみ合わないまま運用されやすく、調整が個別対応にゆだねられる傾向がみられます。

中小零細
小規模事業所では、制度や情報へのアクセスが限られていることが多く、何が選択肢として存在するのかが見えにくい状態になりがちです。
そのため、
- 制度として整備されていないこと
- 運用が属人的になっていること
- 判断が個別にゆだねられていること
が混在しやすくなります。
結果として、本来整理できるはずの事項がそのまま残り、現場に負担が蓄積していく構造になりやすい傾向があります。

制度や手続きに関するご相談は、社会保険労務士として対応しておりますのでご安心ください。
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